こんにちは、MAYUKOです。
最近、環境問題について興味が強く、色々な本を読みながら勉強しています。
このブログからは唐突なトピックですが、今後はこのブログの一つの指針にすることも考えているので、なぜ興味が強くなってきたかという経緯も含め、書いていきたいと思います。
きっかけは?
一番初めにきっかけとなったニュースは、コロナにより人々の生活がストップすると、どの街も空気がとても綺麗になった、という記事でした。
(コロナ・大気汚染等で検索すると様々な記事が見られます。)
世界では日常的に空気についての注意報が出るエリアもあると思いますが、私がこれまで住んだエリアはそうではなかったので、空気について正直あまり深く考えたことがありませんでした。
しかしこのニュースを見て、普段私たちが無意識に生活している中で出る大気への負荷とは、こんなにも影響のあるものだったのか、と改めて気づかされました。
ただこの時点では「自分の生活を変えていこう」までは考えていませんでした。
大きなきっかけとなった一冊の本
このニュースがなんとなく頭に残っていたさなか、インスタグラムでフォローしているあるヨガインストラクターの方がこの一冊の本をストーリーにアップしてくれました。
「はじめてのエシカル」というこの本は、ミステリーハンターでもあった末吉里花さんが環境問題について、また環境問題のみならず、それに関連する様々な問題について簡単に、わかりやすく説明してくれています。
ふと、「読んでみよう…」と思い早速購入すると、え?!本当に?!というようなことがたくさん書かれており、衝撃を受けました。
一言で言うと、「こんなに今の地球は悲惨な状態だったのか…」
と言う事実です。
私を取り巻く日常生活は非常に便利なものに溢れていて、食生活においてはひもじい思いをすることなく食べることができています。しかしその裏では、利便性や安さと引き換えに、多くのことが犠牲になっていると言うことを知りました。
エシカルな考えとは
上記の本のメインテーマは「エシカルな買い物をしよう」と言う考えです。
「エシカル」と言う言葉は「倫理的」という意味ですが、簡単に言うと、動物や人間を搾取せずに、良心に結びついて人や社会、環境に配慮されていることです。
私たちが買う食べ物、衣類など、とにかく「買う」物については、どこかの誰かが作ってくれているものであり、それをお金を払って購入しています。
私たちが購入すると、企業は売り上げを得るためにその商品を生産します。その商品がエシカル(倫理的)ではなかったとしても、企業はそこに消費者の購買活動がある限り生産し続けるでしょう。
生産している背景は、消費者側の方から要求をしなければ販売者側から細かい情報は出てきません。しかし身近に売られている多くの商品で、動物や人間への搾取が行われていることは事実であり、それにより私たちが安価に買うことができている、という負のループがあります。
実際に、私も昔勤めていた仕事が中国でモノを生産する仕事にいましたので、現地へよく行っていました。工場の環境は様々で、劣悪まではいかずとも、あまりいい環境ではないなと感じる現場もあったことは事実です。
私個人では、企業の人間でしたから「原価を安く」と値段交渉することもありましたが、あまり気の進むものではありませんでした。
私の場合は幸いにも工場を見に行くことができましたが、日常的にその背景を見ることは難しいのが現実です。しかし消費者やクライアントへの販売価格を安くして利益を得、そのひずみが現場へ向かっているということはあるのだと思います。
実生活への取り入れ方
その点を踏まえ、実生活ですぐにでもできることは「買い物をする際に色々な表示をちょっとだけよく見てみる」ということです。
例えば日常的によく買われるバナナ。
バナナは通常100円前後で売られていますが、裏で起こっているストーリを見てみると、労働者の賃金を搾取して安く取引されていたり、バナナを育てるために熱帯雨林を伐採して、オランウータンなどの野生生物が住む場所を奪っているという事実もあります。
安く売られているバナナの周りに、少し値段は張りますが、こんなマークが付いているバナナが売られていることがあります。
このマークがついているバナナは過度な伐採等で環境を壊すことなく、持続可能な産地で作られたことが認められているマークです。
通常のバナナより値段は高いですが、その分しっかりと労働者に賃金が行き、環境にも配慮されていると思うと、安心して買うことができます。買うバナナ全てをこのマーク付き、にすることは直ちには難しくとも、例えば3房買う内の1つをこういったものにする、という選択は可能だと思います。
スーパーでは値段のPOPがあまりにも大きいのでそいうったストーリーは見えにくくなっていますが、少し視野を広く持つと、また違った情報も入ってきます。
そのような情報を見るよう心がけたり、その結果色々なことに配慮されていることへお金を使うことが「エシカルな消費」へと繋がっていくのだと思います。
色々なことが結びついている社会
この本をきっかけに、今の世界ではどんなことが起こっているのだろうと気になり、プラスチックごみの本、気候変動の本など色々と読み漁りました。
その中で感じたのが、「社会は本当に繋がっているのだ」ということです。
例えば海にゴミが捨てられている、昔であればそれは見えない世界での出来事だったかもしれませんが、実際に海外からのゴミが長崎に流れ着いていたり、日本人のよく行く観光地ハワイに流れ着いていたり、見えないからと言って他人事にしておくことは難しくなってきています。
また繋がっているという言葉は、海から海のような横のつながりとは別に、今と未来という意味もあります。
先日の台風で、愛媛の方があげていたインスタグラムの投稿にこんなことがありました。
台風による大波で、海辺に大量の白い粉が漂着していた、それは漂う中で細かく割れた発泡スチロールだっということでした。そして発泡スチロールだけでなく、昔の冷蔵庫まで打ちあがっていたのだとか。
発泡スチロールは長い年月海を漂うことで細かいパウダーとなり、原型での回収が困難になっていきます。パウダーとなった発泡スチロールは小さいため、海洋動物たちに食べられてしまうなどの害もあります。
冷蔵庫はどこから漂着したのかはわかりませんでしたが、古いものとのことなので、昔誰かが捨てたのかもしれません。
いずれにせよ、海を越えて、時間を超えて、繋がっているのだということがわかります。
まとめ
ここ最近、地球上の色々なところで信じられないようなことが起こっています。
コロナ以外にも、森林火災や大型の台風、今も続くカリフォルニアの甚大な山火事など、昔には全く想像できなかったことが、むしろそちらが「日常」かのように、ニュースで溢れています。
こういうニュースを見るたびに、子供達が今の私と同じ年齢になった時に、彼らの家族と安心して過ごせる社会になっているのだろうか、楽しく希望を持って毎日が過ごせるのだろうか、と思うと、姿の見えない恐怖を感じます。
最近では多くの方が、多かれ少なかれ「地球」を心配し始めているように思います。
この記事をきっかけに、少しずつでも環境に目を向ける方が増えるといいなと思っていますし、これから自分の生活を見直して行こうと思っています!
こんにちは。お久しぶりです。
「エシカル」「サステイナブル」とか最近よく聞くけど、いまいちわかってなかった私…。
バナナも、昔は一房200円以下が当たり前だったのに、最近は300円以上するものも結構あるので、ずいぶん高くなったなぁなんて思っていたけど、背景には物そのものの価値だけでなくいろいろ含まれているんだね。勉強になりました!
私も、身近なものから気をつけるようにしていきたいと思います(^ ^)
お久しぶりです!サンタモニカのいくえさんですよね?(^ ^)
最近よく聞きますよね〜。私は大学で一応国際政治が専攻だったので(今はその微塵も見えないですがw)サステイナブルは知っていましたが、エシカルという考え方はこの本を通じて初めて知りました。常に300円のバナナを買うことは難しくても、今日は少しこっちにしてみようかな、と変えてみることでできる一歩もあるんだなと思いました。こっちのバナナとあっちのバナナと味の比較なんかもしながら、変化を楽しむ事もできるかもしれません。
身近なものから気をつけるようにしてみようと思ってくれただけでも、とても嬉しいです!私もまた良い情報があったら、こちらに書いていきますね☆