こんにちは、MAYUKOです。
先日夫が不在だったことや私の体調がイマイチだったこともあり、初めて持ち帰りをオーダーし、子供達と家で食べました。割と硬めのサンドイッチだったので、失敗したかも・・・と思ったのですが、娘は19ヶ月ながら上手に解体し(笑)、綺麗に食べていました!
アメリカでの食事について、前回は毎日3食自炊+夫のお弁当を作るコツを話しましたが、今回は続けていくコツ、つまりメンタル部分を書きたいと思います。
日本では食事というと、ご飯+メイン+副菜+サラダ+汁物を作っていました。バランスよく、を心がけていたこと、特にサラダは私が好きで、子供達には野菜そのものの味を出来るだけ感じて欲しいと思っていたので、箸休めも含め何かしらサラダは作っていました。
しかし、今3食上記を守っていたら、文字通り何もできません!(笑)
日本にいた時は仕事をしていたので、帰宅後は子供達との時間を最優先すべく、子供が寝た後に翌日の食事の準備をしたり、週末に作り置きをしていました。が、今は息子の保育園時間以外は子供たちと一緒なので、寝た後はできるだけ残った家事を手早く済ませて自分に時間を使いたいですし、作り置きは、毎日の消費量が多すぎて到底追いつかないことがわかりました。
その結果、その時食べるものをその時作る、という方向にシフトしています。しかしその状態で毎日3食上記の品数を守ってしまうとキッチンにしかいなくなってしまうので、捨てられるこだわりは捨て、最低限守りたいことは守る、というやり方になっています。
その上でやめたこと・守っていることは下記です。
1汁3菜はやめた
日本にいた時も一汁三菜ではないですが(笑)、つまり品数にこだわることをやめました。もちろん色んな味付け、調理法があった方がいいことはわかりますが、そこにこだわることで子供達を待たせ、結果グズグズして楽しく食べられないことよりも、ささっと出来たものでも、それが子供達が食べたいもので、楽しく食べられる方が大切だ、と考えるようにしています。
結果的に、ご飯+メイン+サラダ+汁物というパターンが多く、サラダはプロッコリーやトマト、きゅうり、コーン、アボカドなどすぐに用意ができて比較的さっぱりしたものにしています。
※昆布ご飯、さつまいものレモン蜂蜜煮、なすと鶏肉の味噌炒め、トマト、スナップえんどう。スープはないですね。
少ない品数の中でも、多くの野菜を入れる
品数へのこだわりは捨てたけれど、一方で守りたい「野菜をとること」。
そのため、汁物や炒め物、煮物にはできるだけ野菜を入れます。特に気分屋の娘は汁物はいつも食べてくれるので、汁物に入れることが多いです。柔らかくなるので食べやすいですし、こちらの暑い気候での水分補給にもなります(最近は夜は寒くなってきたので、体を温める意味もあります)。
食べにくい野菜(カリフラワー、ナス、ズッキーニなど)はカレーやチャーハンに入れて食べやすくしたり、スープに細かくして入れます。また炊き込みご飯もたくさん野菜が入れられますし、多くの子供は好きだと思うので、手軽に野菜が摂れるメニューですね!
※チャーハン(ケール・ハム・玉ねぎ・パプリカ)/トマト/マッシュポテト/味噌汁(ほうれん草、豆腐、玉ねぎ)
子供が食べたいと思うものを作る。リクエストがない時は選択肢を与え、最終的には子供に選ばせる
これは上記に書いてきたマインドとは少し違うかもしれませんが、基本的には「今日何食べたい?」と聞き、リクエストに応えるようにしています。仕事をしていた時は作り置きや前日に下ごしらえをしていたので、「リクエストに応える」ということができなかったのですが、今はその時食べるものをその時作るからこそ、可能なのです。
こう考えるようになったのは、私は佐々木正美さんという児童心理学者の方の本がとても好きで読み漁ったのですが、どの本にも、「子供が食べたいものに応えることは、彼らの愛されているという満足感に繋がる」というようなことが書いてあったからです。食事は毎日3回もあるので、食事の時間に食べたいものを楽しく食べることは大切ですし、結果的に苦手な野菜も、「ちょっと試してみようかな?」という気にさせてくれると思います。
リクエストが好きなメニューに偏らないように話したり、食べたい野菜を聞いたり、そういったきっかけがまた会話につながるのも良いかなと思いますし、最終的に子供が選ぶことで、食事への積極性に繋がるといいなと考えています。
上記の佐々木正美さんの本ですが、こちらの2冊はおすすめです。読みやすく、またなかなか人に聞けない悩みを解決する糸口になったように思います。
私は教育について悩みが生じた時には佐々木正美さんの本を読んでみます。何か自分の中で迷いが生じた時に参考にできるものがあるというのはとても救いになりますし、この先生の子育てへの考え方はとても暖かく、いつも前向きになれるように感じます。
単食ではなく、3食トータルで考える
今は3食一緒に食べているので、単食(1回の食事)ではあまり細かいことを気にせず、1日トータルで考えるようにしています。
日本での1日
朝:パン+フルーツヨーグルト(+子供達は牛乳)
昼:昼は平日は保育園、週末は外食していました。
夜:ご飯+メイン+副菜+サラダ+汁物
アメリカでの1日
朝:パン+卵焼き(ここに野菜を入れる)やハム、ソーセージ+サラダ+フルーツヨーグルト
昼:ご飯+メイン+サラダ+汁物(サンドイッチやメキシカンボウル、うどんなど)
夜:ご飯+メイン+サラダ+汁物
上記を比べると(昼は除き)、全体的には野菜を取り入れる回数も減っておらず、トータルではあまり変わっていません。うどんやそうめん、パスタなど麺類の時は野菜を含めにくいので、汁物に野菜を入れたり、昼に時間がなかった場合は夜多めの野菜にしたり。含められる野菜が限られているので、その時は昼と夜で調整し、トータルで食べられていればよし、としています。
ここまで書いていると真面目だからと思われそうですが(確かに実際真面目ではありますが笑)、文頭に敢えて書いたように外食をしないわけではありません。そうすることで生まれた時間を、自分や子供に使うこともとても大切だと思うからです。
例えば惣菜を買ってきた場合、作る時間、片付けの時間は大幅に減るので、その分子供達と絵本を読んだり、一緒に座りながらDVDを見たり、ほっと一息お茶を飲んだりします。子供達はそんな時間も喜ぶので、そういうの使い方も一つの方法だと思います。
こういった自分の中の『こだわり』と『そうでないもの』をうまく取捨選択して食事と向き合うことは、仕事している多忙なお母さんにも通じるものがあると思います。
何事もバランスよく、時と場合により甘える場所を作ることが大切ですね。