海外で生活するとなった時に、まず考えなければならないことは、
家族が住む家をどこにするか、どうやって見つけるか
ということです。今回は、私たちがどのように不動産を探したのかをご紹介します!
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渡米よりも前に物件の当たりを付けておきたい
まず、渡米のタイミングです。私たち家族の場合は、夫が先に6月末に渡米し、私と3歳と1歳の子供の合計3人はその約1ヶ月後に渡米することにしました。留学する方や駐在員の方などはそのような方も多いとは思いますが、夫がまずロサンゼルス入りし、現地で住環境をセットアップした後に子供が行く、ということですね。
できれば夫が現地に到着したらすぐに希望の不動産を内見できるように、夫の出発前から、日本において、ある程度の希望物件の当たりをつけておきたいと私たちは考えていました。
アメリカの不動産検索サイト&アプリ
そこで、私たちは、夫が渡米する約1ヶ月〜3週間前頃から、Zillowとhotpadsという賃貸不動産検索サイトを利用して不動産を探し始めました。この時点で、私たちのひとまずの希望エリアは、Santa Monica、Sawtelle、Culversityなどでした。
上記サイト両方とも、希望するエリア(例えばSanta MonicaやWestwoodなど)、希望する部屋の条件(1 bedroomや2 bedroomsや、アメニティ)、家賃の上限などを設定でき、簡単にアメリカの賃貸不動産を検索することができます。また、いずれもアプリがありますので(Zillow、hotpads)、スマホからも気軽に検索できます。またグーグルマップのような地図で、その家がどこに位置するのかを見ることができ、周辺の住環境(スーパーやレストランなど)が知ることができたのも安心でした。
さらに、Ownerや管理者の連絡先も載っている(ことが多い)ので、コンタクトを取って内覧のお願いなどもできます。但し、アメリカの不動産の取引は早いので、あまり早い時期にコンタクトをとっても、その不動産自体が自分の内覧前に成約済みとなってしまい、意味がありません。(実際に私も1ヶ月前に15件ほどお気に入りに入れていたのですが、1週間前には3分の1くらいが成約済みとなっていました。)内見の直前〜数日前くらいにコンタクトを取る、というのが一般的な印象です。
例えば、
Hello, I am Mayuko living in Japan and going to move to LA. I will arrive at LA on June 30th in the morning, so I would greatly appreciate it if we could schedule a tour anytime after July 1st.
という感じの文章でコンタクトを取りました。
なお、上記サイト/アプリのユーザ登録の際に、アメリカにおける連絡先の入力が必要でしたが、メールアドレスさえ自分のものであれば、その他は何らかの情報で埋めれば大丈夫だと思います。例えば、アメリカの電話番号は、現地へ行ってSIMを買うような場合には渡米前には番号がありませんので、例えばアメリカにいる知り合いの電話番号を借りるなどすれば良いと思います(私の場合はそうしました)。また、登録した電話番号を使用されることはありませんでした。
日系の不動産業者に依頼すべきか?
ロサンゼルスであれば、日系の不動産業者さんがいくつか存在し(例えばリダックやスターツが有名です)、その方々に物件の選定から依頼することが可能です。そのような場合には、上記のように不動産サイトで賃貸不動産を検索する必要性まではありません。ですが、どの地域にどのような不動産があり、どのような条件だといくらくらいの家賃なのか、自分も知ることができるので、現地不動産業者さんを使う場合であっても上記の不動産を検索する作業は役に立つものだと思います。
また、不動産業者さんにお願いする場合であっても、検索した不動産情報を渡し、「そのような条件の不動産を探しています」「この物件はこういう点が希望と近い」と伝えれば、より正確に希望している条件が伝えられますので、よい物件が見つかる可能性が高いのではないかと思います。
ところで、日系の不動産業者さんにお願いすることのネックは、
なんといっても仲介手数料が高額!な点です。(仲介手数料は成約した物件の家賃1ヶ月分というところが多いように思います。ロサンゼルスの家賃は高額なので仲介手数料も高額になります。)
そうはいっても、
- 自分の代わりに不動産を探してもらえる、
- 日本語でやりとりができる、
- 場合によっては電気ガス水道インターネットのセットアップまでやってもらえる、
- 必要な頭金や敷金について自分のアメリカの銀行口座を開設するまでの間立替えてもらえる、
- 物件の内覧のために車を出してもらえる、
- 場合によっては買い出しなども手伝ってもらえる、
などのメリットも勿論あります。
仲介手数料とこれらのメリットを比較検討し、どの不動産業者を使うかを決めるのが良いと思います。
私たちも、日系かどうかを問わず不動産業者さん3〜4者に不動産紹介と内見のお願いをし、最終的には現地の仲介手数料が最も安い業者さんにお願いをすることとしました。不動産業者さんを利用した理由は、日本から上記のサイトなどを使ってコンタクトを取ろうとしても、どうしても連絡を取ることができないケースもあり、自分たちで日本から内覧日程を組むことに時間的にも限界を感じたからでした。
夫の最終的な感想としては、
“自分だけでは連絡が取れなかった物件にアポを取ってもらったことはとても助かったが、もし家族の渡米まで時間があるのであれば、渡米してから自分で希望のエリアに行き、リーシングオフィスに出向いて”I am looking for 2 bedrooms”などと言いさえすればよく、移動もUberとLyftがあればできる。勿論不動産業者さんに内見ツアー日程を組んでもらい、車を出してもらった方がラクではあるが、やはり仲介手数料がどうしても高くなってしまう。”
だそうです!
犯罪マップで治安を検索
https://www.crimemapping.com/map/ca/losangeles
このようなサイトで過去の犯罪履歴が検索できますので、私も住もうとしている地域の治安を確認しました。ですが、LAに来てから現地の人の話も聞きますが、治安が特に悪い地域じゃない限り、注意して生活していれば、基本的には治安については大丈夫なようです。(但し、自転車窃盗は頻繁に起こります。)
サンタモニカは、昼間は人通りも多いですし、子供連れも多いです。公園では親御さんやナニーの人が子供を遊ばせています。
カリフォルニア州で4人家族は1 bedroomの部屋か、2 bedroomsの部屋か?
夫が渡米前に接した情報には、California州では4人で住むのであれば2 bedroomsの部屋でなければならない、というものがありました。
ネットレベルですが、調べてみると、確かにそのような情報もありました。例えば以下のサイト。
https://homeguides.sfgate.com/many-people-can-legally-live-one-bedroom-apartment-83311.html
カリフォリニア州では、”two plus one”フォーミュラというものが採用されており、これによれば、1 bedroomに寝られるのは2人まで、そしてもう1人living room等に寝られることとなり、1 bedroomの部屋であれば、最大で3人住めるということになるようです。この”two plus one”フォーミュラが州レベルでは一つの基準となっているようです。一応これによれば、4人家族であれば、2 bedrooms以上を借りる必要があることになります。しかし、結局明確な基準はないようです。
実際に、4人で1 bedroomの部屋に住むのは手狭ですし、私たちも2 bedroomsの部屋に住むことにしました。(ただし、”手狭”かどうかは、全体的な部屋の広さにもよります。100平米以上あれば1 bedroomでも手狭ではないでしょう。)
結局、子供2人の計4人家族が本当に2 bedroomsのアパートを借りなければならないのかどうかは、賃貸借契約の内容(賃貸側がそのような制限を設けているか)と、州よりも小さい市レベルの規制を確認するのが良いのではないかと思います。不動産業者さんを使うのであれば、その業者さんに聞いてみるのが早いのかもしれませんね。
この点の記述は正確性には欠けると思うので、必要であればご自分で調べていただくのが良いかと思います。