こんにちは、MAYUKOです。
複数育児に限らずですが、育児で大変なことの一つに、「子供が話を聞かない/お願いした通りに行動しない」ことがあります。
我が家の子供達も、やってはいけないと伝えたことを度々やる、喧嘩の末に大きな声(手)が出る、などということはよく勃発します。
とにかく「手がかかるな〜」というシチュエーションです。
単発で起こることは子供なので普通ですが、あまりにたくさん続いた時に、我が家ではこの事態をどう捉え、どう解決しているか、を書いていこうと思います。
振り向いてもらえない < 叱られる
まず、いけないと伝えたことを繰り返しすることが続いたり、兄弟の一方にわざと意地悪な態度を取ることが増えているときは、「振り向いて欲しい気持ち」の表れだと考えています。
子供自身はやってはいけないことを理解はしているが、親の目を向けるためにとる苦肉の策。
つまり、「叱られてでもいいから、こっちを見て欲しい!」「振り向いてくれるなら、叱られてもいい!」という気持ちです。
息子(兄)の場合は、多くが娘(妹)に対して、ちょっかいやからかいの度が過ぎることが増えてきます。
一方で娘(妹)は、息子(兄)が保育園に行ってる2時間の間が、おもちゃを安心して独り占めできる時間。息子のお迎えのために家を出ることを伝えると、普段は比較的スムーズですが、不満が溜まっている時はギャン泣きの大暴れになります。
上記は一例で、実際は色々な側面から「不満足の気持ち」が現れます。
こういう状況が続くと、
「溜まってきてるな〜、、、そろそろストレス発散をさせなければ。」
と、「マミー独り占め時間」を企画します。
息子とNight Out、娘とMovie Day
マミー独り占め時間とは、親と子が1:1でとことん子供に付き合う時間のことを言います。この時間中は、家事や携帯は放置(携帯は必要最低限)し、子供に100%視線を向けます。
最近の2人は、それぞれに上記のような様子が続いたので、各々に対し独り占め時間を作りました。
息子との時間
息子との独り占め時間は、園での保育時間上平日は確保しづらいため、週末に娘を早めに寝かせた後、2人で夜のスケートリンクに出かけました。
お母さん独り占め時間×夜のお出かけ(普段は19時就寝)と、普段できないことが満載で、それはそれは大興奮でした!
娘を寝かせるためにたくさん手伝ってくれ、意気揚々と出かけました。
スケートリンク以外は普段行くおもちゃ屋さんに寄る等変わらない過ごし方でしたが、娘やその他のことに振り回されず、自分が行きたいところに好きなだけ滞在できる、ということがとても嬉しそうでした。
家を出た瞬間から、「トト(父)と◯◯(妹)にお土産を買って行きたい!」と、彼なりの優しさを感じました。
娘との時間
娘とは平日、息子のお迎えまでの2時間は2人だけの時間ですが、園までの往復時間を考えると実質1時間半しかなく、その間に2人で昼食、夕食の下準備をするので、あまりゆっくりは過ごせません。
そのため、兄がWinter Camp(9-15時)へ行ってる間に、2人でFrozenⅡを観に行きました。
初めて入る映画館と大きな画面/音に緊張していた様子でしたが、途中からは膝の上に座って鑑賞し安心して観ているようでした。
その後は娘のリクエストで、近くのチルドレンミュージアムへ行き、終始レストランごっこをしました。もちろん私はお客さん役。
娘は「ごっこ遊び」が大好きですが、普段子供が2人いると、息子からも色々と要求がくるので、全てに対応することは難しいのが現状です。この独り占めのごっこ遊びはとても楽しんでいました。
満足したのか、「兄のお迎えに行くよ」と伝えても怒ることなく、「OK!」と言ってすんなり外へ出ることができました。
独り占め時間の過ごし方
基本的には子供がしたいことを時間の許す限りやる、というのが鉄則です。
例えば家でレゴをたくさん作りたい、ビーチで砂まみれで遊びたい、一緒にアイスが食べたい、公園で一緒にスクーターがしたい。
何でも良いのですが、大事なことは、「本人に希望を聞き、その要求を叶えてあげること。」
そしてもう一つ大切にしていることは、「お金をかけるのではなく、手間(時間/労力)をかけること」です。
例えば普段買えないおもちゃを買う、のではなく、家にあるおもちゃで普段は作れない大きな作品を作る、いつもは時間で帰らなければならない公園に、子供が飽きるまでいる、など。
こうすることにより、不満足だった子供達の欲求が満たされ、子供達の様子や雰囲気に変化を感じることができます。
子供と1対1の時間で見えたこと
上記のように、我が家では子供達の「欲求不満」が垣間見えてくると、できる限り早く独り占め時間を作り、1:1で過ごすように心がけています。
今回は短いスパンの中で、各々と独り占め時間を作ったので、2人の態度/様子の変化がとても顕著でした。
つまり、独り占め時間を過ごした後は、それより前と比べると、2人の様子が穏やかで平和になりました。
この独り占め時間は子供にとってだけでなく、親にとってもメリットがあります。
いつもはチラついてしまう家事やもう1人のことを気にしないと決めることで、対面している子供への対応に余裕が持て、その子に100%視線を向けることで新たな一面を発見したり、本来その子が持っていた長所を改めて感じることができます。
「手がかかるなぁ」と少しマイナスに向いていた気持ちが、また調子良く上向き方向へ向かい、親の私にも気持ちの面で落ち着かせる効果があると感じています。
本当は常に頭に入れて置きたい気持ちですが、日々の生活に追われると常に意識することは難しいですよね。
そんな時、再度子供へ気持ちを戻してくれる方法です。
まとめ
息子の友人で、少し手のかかる友人がいます。彼の両親は忙しく、週末もほとんど家にいません。
ただいつも気になるのは、「忙しくて一緒に過ごす時間が少ない」いうことよりも、「彼のしたい遊びを一緒に付き合う」ということが少ないことです。
「手がかかるな」という子供に話を聞いてもらうには、まず「子供の欲求を満たす」ことから。
一時的には、家のことやその他の予定が後ろ倒しになってしまっても、時間と労力をかけて子供達と過ごすと、結果的には子供達が話を聞いてくれるようになり家庭内のことがうまく回るようになります。
急がば回れ、つまり回り道のようで近道なのです。