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環境/エシカル

環境のために、日々できること -有機野菜を買おう-

こんにちは、MAYUKOです。

子供達の夏休みが終わり、慌ただしい日常に戻りつつあります。夏休み前は「どうやって過ごそうかな〜」なんて思うですが、気づけばあっという間に過ぎてしまいました。

環境のために日々何ができるか。よく考えるのですが、今日はその一つ「有機野菜」について書いていきたいと思います。




有機野菜とは、有機農法によって作られた野菜で、オーガニックとも言われています。米ぬかや堆肥など自然(有機的な)肥料を使い、土や昆虫を含めた生態系を傷つけることが少ない農法です。これに対し、一般的な農法は慣行農法といわれ、基本的には使用基準が設けられた範囲内で農薬や化学肥料が使用されています。スーパーなどに売られている野菜は、特別な明記がなければ基本的には慣行農法で栽培された野菜です。

有機農法以外にも、最近では自然農(耕運や肥料もしない農法。個人差があります。)もあります。

この有機野菜を生産している農家が日本ではどれくらいかと言うと、日本国内で約0.5%と言われており、かなり少ないのが現状です。




なぜ有機野菜を買うの?

これには簡単に言うと3つの理由があります。

身体のため
環境のため
野菜を作ってくれる農家さんのため

ではそれぞれ簡単に説明していきますね。


※我が家がお世話になっている有機農家さんの畑。草なんかも生えています。これは長ネギ。

身体のため

これは最も分かりやすく、多くの人が取り入れてる理由ではないかと思います。

農薬は、主に葉っぱを食べてしまう昆虫が、作物を食べないようにするために散布します。昆虫も殺すので、人間の体にとっていいはずがありません。

最近では、グリホサートやネオニコチノイド系農薬という言葉を聞いたこともあるかもしれません。海外では使用禁止になっている農薬も日本では使用許可されていたり、輸入食品におけるこれらの残農薬の基準値は、むしろ規制は緩和の方向へ動いています。

これらの農薬は脳神経系にダメージを与えると言われ、農薬の使用量と脳神経系の障害との相関関係を書いた論文等もあります。

できる限りは避けた方がいいと考えているので、我が家では基本は有機農家さんから野菜を買い、直接買えないものはスーパーの減農薬、それでも難しい場合は普通に売られているものを買う、という順番で買っています。

※右上の白いのは白ナス。ステーキにして食べたら、トロトロで美味しかった!ポン酢とミョウガ、紫蘇で夏満載の味でした。

環境のため

当初はの理由が大きかったですが、今ではと同じくらい大事だと思っています。

農業は、環境負荷の強い業種だと言われていますが、一方で私たちが生きていく上で、農業ほど必要不可欠なものはないわけです。なぜなら

生きること=食べること

だからです。人間は食べなければ1週間と持たないですからね。

農薬や化学肥料の問題は深刻です。まずはそれぞれの生産が石油から由来しているので、限られた化石燃料の使用に繋がります。農薬も化学肥料も土を通じて深くまで浸透し、その結果地下を通る水の汚染に繋がります。その汚染された水が、最終的には川や海に流れ出て、海の生態系を崩すなど、結果的には自分達の食卓へ戻ってきます。

また土そのもの、昆虫たちへの影響も甚大です。

土は農薬を散布されることにより、多くの微生物が死んでしまいます。簡単にいうと、見た目にはわからなくとも、ゴーストタウン

土には本来多くの微生物や虫がいて、それらが絶妙なバランスを保ちながら、CO2を地中に貯め、栄養を作り、その栄養が野菜へと移行していきます。土の栄養がないと、野菜の見た目はよくできていても、栄養は無くなってしまいます。これは実際私がお野菜を買っている農家さんが、第三者機関で栄養成分を調べてもらったところ、いわゆる慣行栽培のお野菜とでは全然違ったという結果だったそうです。

次に虫への影響です。

分かりやすい例が蜂なので、蜜蜂の話をしていきたいと思います。

蜜蜂は世界の作物の約7割の生産に寄与していると言われています。彼らが蜜を集めることで受粉をさせ、作物が実っていきます。

農薬のついた花や葉っぱを食べたミツバチたちがどうなっているかというと、寿命が短くなって早く死んでしまったり、方向感覚を失って巣に戻れず死んでしまったりと、様々な現象が起きています。

私たちの食べ物は、蜂を含めた虫の力も必要不可欠

というわけです。




③農家さんへの配慮

農薬を使うということは、その農家さんたちにも少なからず影響があります。

ヘリコプターや背負うスプレーのもの、どんな形であれ散布するということは、吸気からその薬を体内に取り入れてしまうことがあります。

農家さんの中には手の震えが止まらない、また肌が荒れるなど、色々な症状が出ているそうです。

映画にもなった「奇跡のリンゴ」でも、農薬散布時の奥様の体調不良を理由に、不可能と言われたリンゴの無農薬栽培に挑戦していましたね。

できることなら、生産してくれている農家さんたちが日々を安心して過ごして欲しいですし、その方が私自身、心地良く感じます。

 最後に

スーパーで並んでいる野菜に対して、誰がどこで、どんな風に作っているのか。

これまであまり深く考えたことはありませんでした。

でも環境のこと、身体のことを知っていくうちに、今の農業のあり方は考え直すべきだ、と思うようになりました。

そしてそのあり方を変えて行くのは、私たち消費者側だと思っています。

なぜなら、消費者が需要を作っていかない限り、いくら有機農家さんが増え、生産が増えたとしても、売り上げに繋がらずに続いていかないからです。

だからこそ、有機野菜を買っていきましょう!

※黄色く丸いかわいいズッキーニ。頭はフサフサモロヘイヤ。

参考までに、私はいつもこちらの農園さんから毎週お野菜を買っています。

加藤農園:https://katonoen-hamamatsu.com

とっても美味しいですよ〜!

スーパーにはない変わった野菜も試すことができて、毎週どんな風に調理しようか楽しみにしています。宅配も行っていますので、ぜひ!

 




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