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現地のお母さん達との子育てトーク

ロサンゼルス/プリスクールのお母さんたちと子育てトーク vol.10【待つこと】

こんにちは、MAYUKOです。

保育園の兄弟を持つお母さんとの子育てトーク、今週のParent and Meクラスでは、私からトピックをあげさせてもらいました。そのトピックとは「待つこと」です。

最近「待つこと」がなかなかできず、怒りっぽい息子

ここ最近、息子にちょっと手を焼くときがあります。それは、

待てない(会話への割り込む)。そして待てずに怒る。

のです。そういうことが以前より多い気がします。

この記事でオーナメントを割ってしまったことを書きましたが、この時も「危ないから私行くまで待っててね!」と声をかけたにも関わらず、私が来るのを『待てず』、結果割れてしまいました。

オーナメントの一件の前日も、保育園の友人宅でHoliday Partyと呼ばれるクリスマスパーティーがあったのですが、その最中も私がお母さんたちと話していると「かか!かか!」と言い始め、「今話してるから、もう少し待っててね!」と言うものの聞かず、ずっと私を呼び続け、私は他のお母さんとの会話に集中できず。

他にも、食事中、息子が話し始めた頃にちょうど娘がスプーンを落としてしまい、息子の話を聴きながら拾おうとかがむと「今僕が話してるでしょ。こっちちゃんと向いてよ!」と、怒りモード。結局その時は「わかったよ」と、娘のスプーンを取るのを後回しにし話を聞いたのですが、こんな調子ですぐに『怒りスイッチ』が入るのです。

この話をお母さんたちにしたところ、まずは「This is normal, it is a four-ager!(よくあることよ、まさに4歳児!)」と言っていました。

やっぱりそうですよね〜と、ちょっと安心しました。

子供はどうしたら待てるようになる?

Parent and Meの先生が言っていた『待つこと』対する対策をまとめると

  1. 肩に手を置き、「I need you to wait」と伝え、すべきことをする。手は置いたまま。手を置くことで、「あなたにも気を払っているのよ」と感じてもらいやすい
  2. どこかに行く際は、中に入る前に「他の人とも会話をするから、会話は順番。ちゃんと守ろうね」と念押ししておく

特に①の「肩に手を置く」のはいいなと思いました。手を置くことで体で伝えられるし、子供にとっても触れてもらうことで一息つくきっかけになるかもしれないと思ったからです。肩に手を置くという発想は、あまり日本人にはないなと感じます。

参加していたお母さんの一人は、会話については「おもちゃと同じで順番があるの」と伝えてると言っていました。確かに、おもちゃを例に出すと、子供もわかりやすそうだなと感じました。

子供の「怒り」について

絵本を使いながら感情に名前をつけ、その感情の取り扱いを自分なりに考えていくことをしていくのが良いと言っていました。そこでオススメされたのが下記の本。

・little monkey calms down
・color monster:A pop-up book of Feelings
・the way I feel

感情をイラストや色で子供でもわかりやすくなっており、そして多くの本の締めくくりが「その感情は持っていていい。それがあなただから。深く呼吸をして手放しましょう。」と書かれていたところにとても共感しました。

発生する感情を封じ込めないのはとてもいい考え方!特にcolor monster: A pop-up book of Feeliんgsは保育園でもオススメしていた本で、感情の色のリボンがぐちゃぐちゃになってしまったイロ鬼を、女の子と一緒に綺麗に整理していく話なのですが、ポップアップなので見応えもあり、私もいずれ購入したいと思います。

不公平であることを主張する上の子

あるお母さんは、下の子がやんちゃで、上の子が膝に乗っていると「自分も!」と、上の子を押しのけて乗ってくるそうです。押しのけるので上の子はぐっと押されるのだけど、上の子は手を出してはいけないことをわかっているので、手は出せない。

上の子は「不公平よ!」と言ってくるそうです。子供目線で考えたら、結構合理的なことを言ってくるなと感心してしまいました。

こういう場合には、上の子を持ち上げ抱っこして二人きりの空間を作り、「ごめんね、大丈夫?」と声をかける。この時は下の子がどんなに叫ぼうが、上の子を優先する。といったことが効果的だそうです。

やはり上の子とだけの二人きりの時間をつくる、ことへの大切さも言っていました。

一緒に床に座り、携帯などは一度見えないところへ置いて放置するこれだけでも子供は満足するようです。少しの時間だけでも、こういうひと時を設けると、お互いに向き合える時間となるかもしれません。

お母さんは堂々と自分の時間を作り、お母さん自身の時間を楽しむ

少し話は逸れますが、上の子と二人の時間を作るために、「ナニーがいないのであれば、家族(おばあちゃんやおじいちゃん)に下の子を預けることを頼めないのか」、という話になりました。

その時に、あるお母さんは「祖父母に子供を預けてできた時間は私自身のために使ってるの!」と言っていました。

それを当然のように言えるって素晴らしいなと思いました。アメリカのお母さんたちと話すと、「母でもあるけど、私の人生でもあるの」というようなニュアンスのことをよく聞きます。そしてみんな「It doesn’t last forever(今の状況がいつまでも続かない)」ということもよく理解しています。だからこそか、育児の「今」も楽しみながら、自分の人生も大切にしている感じがします。

そのような心の余裕が、アメリカの、子供に優しい雰囲気を作っているのかもしれません。

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